結局ゲルゼンキルヘンには行かなかったウッチー [旅の話]
友人知人はサッカー好きorサッカーに興味なしと２つに別れますが、たとえ興味なしの人でも家族にサッカーファンが一人や二人いるもんです。先月所用で合った知り合いと雑談中に、私が昨年12月ににドイツに旅行したと言ったら、「うちの娘の好きなサッカー選手がドイツに行くかもしれないって報道があり、娘が心配している」と言うではありませんか。それはもしやウッチーくんですね？？（大当たり）。「その場合は私が喜んでドイツをご案内します！」と励まして（笑）おきましたが、結局内田篤人くんは今年も鹿島でプレーするとのこと。ちょっとの時間でしたがしばしサッカー話で盛り上がれて、楽しい時を過ごせました。小野くんも帰って来てしまいましたし、ブンデスリーガでコンスタントに出場している日本人は長谷部選手だけになりそうです。
ちょうど旅行から戻って来たころ、私と入れ違うようにしてウッチーはたしか４日ぐらいあちらのご招待でゲルゼンキルヘンのシャルケ04を見学に行ったようでした。ウッチーも見たであろう風景を少しご紹介します。
ゲルゼンキルヘンは、もともとは炭鉱労働者の町でこれと言った観光名所はなく、ガイドブックにも市街地図すら載っていないようなところですが、有名なサッカーチーム「FCシャルケ04」の本拠地でもあり、観客動員数が常に上位でとても熱いサポーターのいるところです。ゲルゼンキルヘンのあるノルトラインヴェストファーレン州には、他にもブンデスリーガ１部のチームが多数有り、アウェイ遠征もしやすいのではないでしょうか。シャルケの現監督は昨シーズンまでヴォルフスブルクで指揮を執っていたフェリクス・マガトさんです。
ホームスタジアムのヴェルティンス・アレーナ（Veltins-Arena）はゲルゼンキルヘンの中央駅の地下から302番（Buer Rathaus行き）のトラムに乗って約15分ちょっと、乗り換え無しで最寄り駅に行くことができます。駅名はVeltins-Arenaそのまんまです。
これが駅のホームから見たヴェルティンス・アレーナ。ネーミングライツはビール会社です。スタジアムの地下にビールのタンクがあり、スタジアムの売店に管が繋がっているそう。
駅から近いですが、ドイツは車社会ですし巨大な駐車場も回りにありました。 
たぶんこれがメインの入り口で、偉い人やら報道関係がここから入るのではないでしょうか。外側はガラス張りで回りの景色が写り込んでいます。
シャルケミュージアムの入り口。ここを探すためにうっかり別のドアを開けたら、なにやら会議中でじろっと見られてしまいました（汗）。
ミュージアムのガラス窓からスタジアムの中の様子が見えます。スタジアムツアーは事前に予約しないとダメみたいなので、スタジアムの内側を見たい方はシャルケのオフィスにお問い合わせください。ミュージアムはいつでも大丈夫です。メインスタンド１階の傾斜はちょっと緩めですね。電光板は中央に吊されていてどこの席からも見やすそう。そしてなんとなんと芝生のピッチがありません！
芝生はこちら。外に出されて養生中でした。ちょうどお日様が照り始めた時間で、芝生も気持ちよさそう。確か札幌ドームも野球やイベントに合わせてピッチを出し入れしているのですよね。
これが芝生の出入り口。とてもきれいなグリーンでした。ドイツで初めてのドーム型スタジアムなんだそうですが、立ち見含めて６万人以上収容できて、それがいつも一杯というのは羨ましいです。
スタジアムの回りにはロシアのスポンサー、ガスプロムの旗がはためいていました。ここにもロシア企業のマネーが流れているんですね。平日で人も少なく、スタジアムの外をうろうろしている人は私たちと、数名のグループのみで、しかも偶然にもロシア人のようでした。シャルケのサイトにはロシア語のページがあります。
こちらは練習場を挟むように残っている旧スタジアム。席はバックスタンドのみ残されている状態ですが、芝生もきれいですし選手ベンチもあるので、何かの試合に使うこともありそうです。
取り壊されているメインスタンド。黒い石（たぶん石炭？）が見えていて、まるでボタ山状態・・・さすが元炭坑の町。
きれいな練習場をぐるっと回って（残念ながら選手はいませんでした）、オフィシャルショップへ。クラブハウスの建物の一部だと思います。チームカラーの青がポイントになっていてなかなかお洒落。ここはお客さんで混み合っていました。
ＦＣシャルケ０４の公式サイトはこちら、ゲルゼンキルヘン市の公式サイトはこちらです。ちなみに、シャルケ（サテライト）には日本人選手のMF松永祥兵が在籍しています。確かゲキサカにブログがあったような。
移籍ニュースは気になっていたのですが、ウッチーは鹿島に残留とのニュースがあり、ちょっとがっかり。アツトファンは喜んだでしょう。ゲルゼンキルヘンだったらオランダも近いですし、マヤとたまに遊んでくれるかなという期待もありました。またシャルケから彼に声がかかることを期待しています。
コメント 0