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ライプツィヒへの旅 その1 [旅の話]

 寒くならないうちに、9月の初めに行った旅の話を頭の中で整理するための記述。またドイツかって・・・・。例年の通りほぼ「無計画の計画」しかない旅。もともと2006ワールドカップドイツ大会に行かれなかった憂さを晴らすため、試合の行われたドイツ国内のスタジアムを少しずつ、全部回って来ようと思い立った「ドイツへの旅のシリーズ」です。ふるいお城や風光明媚な場所にさほど興味がなく、やっぱりサッカーチームとサッカー場のある街がいいです!

 もう2010年南アフリカ大会の予選も行われていますし、人々の過去の記憶が薄れているかもしれませんが、2006W杯はミュンヘンで開幕戦、ベルリンで決勝戦が行われました。12都市の会場で行われたのですが、今までそのうちのミュンヘン、シュツットガルト、フランクフルト、ハンブルク、ハノーファー、ケルン、ニュルンベルク、そして今回はベルリンとライプツィヒを回ることが出来ました。残るはドルトムント、ゲルゼンキルヒェン、カイザースラウテルンの4都市となりました。
  この中で旧東ドイツ地域ではこのライプツィヒにあるツェントラル・シュタディオンが唯一のW杯サッカー場です。ファイナルのあったベルリンのオリンピア・シュタディオンの所在地はは旧西ベルリン地区なので。

 というわけで唯一の計画がスタジアム見学で以下その他・・・。しかしライプツィヒと言えば、バッハがオルガン奏者兼指揮者活躍したことで有名なトーマス教会があり、ゲバントハウス管弦楽団(メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ワグナー、シュトラウス、フルトベングラーらが指揮者をしていた)の本拠地でもある事等々、クラシックファンにも魅力ある町。何か音楽関係のイベントにも触れてみようと、ベルリンからライプツィヒ中央駅に向かう途中思いつきました(遅すぎ)。

 ICEでベルリンから約1時間10分。チェックイン時間より早めにライプツィヒ駅近くのホテルに着きましたが、すぐ部屋に入れてくれたので荷物をそのまま放り込んで、さっそく市内観光へ。おりしもこの日は来年生誕200年を迎える作曲家、メンデルスゾーン祭りが始まったっぽかったです。通りの弾幕(?)にそれらしい事が書いてあり、クラシックファンから見たら大事な時期だったかも。まずはバッハ大先生のお墓参りにトーマス教会へ。週末は教会でコンサートも行われるとのことだったので、それの時間などもチェックしなくては。

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こちらはトーマス教会前にあるバッハ先生の銅像。

 着いてみればコンサートの始まるちょっと前だったので、即教会の中は入れずぼちぼち順番を取り始める人たちもいたので、一緒に並んで待ってました。2カ所に列が出来ていたのですが、コンサートなんだもの前の方から人を入れるはずがない!!と私の天性の勘で後方入り口に陣取りました。その後やはりあちらの入り口は間違いと発覚したようで、どどーっと人がこちらに並び直しかなりの列の長さになりました。

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幸いにも早く入場出来たので、聖歌隊の少年達のリハーサルの様子を写真に収めることができました。

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パイプオルガンは教会の中に2台ありました。左のフォトが聖歌隊に向かって左のオルガン。右は後ろにあるオルガンです。
 少年達の歌声も素晴らしい。彼らの立っている場所の前の床の部分がバッハさんのお墓になってます。コンサートが終了した後、日本式に手を合わせてお墓参りとしました。

 クラシックに興味ない方でも名前だけはご存じだと思うこの偉大なバッハさん。ドイツ語でBachは日本語では小川という意味なのでバッハさんは日本で言えば小川さん。小川と言えば名古屋!ますます親しみが持てちゃいますね。

 夢のような合唱を聴き終えて次はゲバントハウスに向かって見ました。もちろん当日券は完売。翌日の分はないかときいてみたら、次の日は前のアウグスト広場でゲバントハウスの野外コンサートがあり、それは無料とのこと。タダより安いものはない!ということで、翌日に期待。

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左がゲバントハウスオーケストラのホール。戦災で焼けて、1981年にこのような近代的なホールになったそう。道路をはさんで反対側のアウグストゥス広場にはすでにライトアップされたステージがありました。背景はオペラハウス。ステージ隣の大画面ではフィルムコンサート開催中。

 チケットオフィスからもらってきたパンフレットを見ると、この日の翌日は市内のあちこちで(デパートとか広場とか教会とか)無料コンサートが多数あるようでした。さきほどのトーマス教会にはゲバントハウスのメンバーも出演するとか!!びっくりなのは一日分の情報が立派なリーフレットになっていたこと。

 うれしい情報を得て、次は買い物がてら夕ご飯探しにウロウロ。歩き回っていたらちょっと遅い時間になってしまったので、良い店がありそうでなかなか見つかりません。金曜日ですもんね。席が空いていなかったり・・・、空いていても「空いてない」とウェイターくんが言い張って座らせてくれなかったり(まだまだライプツィヒは東ドイツ的なのか?)。
 そんな中、愛想の良いウエイターさんのいるお店に無事にたどり着きました。もちろんこの季節は店の外側の席で食事をする人が圧倒的に多いのですが、建物の壁面にスクリーンがあり、サッカーの試合を放送していたのも魅力でした。録画放送かもしれないのですがU-19だったかU-20だったかドイツ代表対オランダ代表の試合で、バイエルンの若き注目選手のトニー・クロースがゴールしたシーンも見られました。いいお店でした!
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このキノコ入りサラダは美味でした。アンズタケとマッシュルームがヘルシー。他の写真はボケボケだったのでボツです。

次の日に撮影したものですが

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左は印象の悪かったお店。右はグッドがウェイターさんがいたお店。ただし、私の独断と偏見によりますので、正確な情報ではありません。

 ライプツィヒで泊まったホテルは駅に近い便利な場所でしたが、駅前はあちこちほじくり返されて工事現場さながらで、ほこりっぽい感じでした。すぐそばの立派な(元)ホテルも空き家のままで、立て直すのかどこかが買い取って改装するのかわかりませんが、暗くなると不気味な様子。街の中も無人のビルと建築現場が多すぎて、どんどん変貌しつつありました。あと何年かたって来たらまったく違う景色になっているかもしれませんね。

 次の日のお話はサッカー場が登場します!近いうちに更新予定。


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のすけの母

こういう内容ならばと、久々に「のすけの母@音楽」でコメントしますね。

いまだ国内脱出できていない私からしてみれば、本当にうらやましいです。
日本では、クラシック音楽がとても特別な存在ですが、さすが本場ですね。暮らしの一部って感じに思えます。
教会のコンサートなんて、私も聴いてみたいです。
パコさんのレポを読むにつけ、やはり一度は音楽の本場に行ってみたくなります。
たとえコンサートに触れられなくとも、歴史を感じたいです。



by のすけの母 (2008-10-15 22:35) 

パコ

母さまにどうしても行って欲しいとお薦めする国No.1は絶対ドイツです。次がオーストリア。私はそこそこ音楽は聞きますが、それほど良い耳をもっているわけではありません。しかしホールの雰囲気とか、街の臭いとかヨーロッパの伝統を感じるのは素晴らしいことですよ!
ぜひ(ちゃんと計画を立てて)お出かけくださいな。
by パコ (2008-10-16 00:04) 

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